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アキラとあきら [池井戸潤]

池井戸潤の最新作です。

早くもドラマ化が決定。

キャストも決定。

向井理と斎藤工。

この人の作品は「半沢」伝説ばかりでなく、

「下町ロケット」「民王」等で実績がありますから、

ドラマ化がしやすいのでしょうね。


この「アキラとあきら」は


二人のあきらの物語です。


片や親の工場が倒産。

片や企業の社長の息子。

この二人が

銀行の同期入社。

同期の中で頭角を表し、

優秀なバンカーに成長していきます。

このあたりは、

池井戸潤の得意の展開ですね。



少年時代から物語は始まります。



大人になってからは

同じ銀行でのライバルとして、

互いに認め合う存在となり、


父の会社を救うために銀行を退社したあきらと、


その会社を救うための

救済策を練るあきら。


父のふたりの弟、という

経営者失格の存在も、

もちろん必要不可欠で、

このあたりはもう手馴れたものです。


長編ですが、

あっというまに読める楽しさがあります。


これは、

この人の作品に共通の魅力ですね。


ドラマも見たいかな??


まあ、小説だけで私は十分です。







アキラとあきら (徳間文庫)

アキラとあきら (徳間文庫)

  • 作者: 池井戸潤
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • 発売日: 2017/05/17
  • メディア: 文庫



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「陸王」 [池井戸潤]

池井戸潤の最新刊です。

書店に積まれていて、躊躇なく手に取りました。

お得意の中小企業もの、というのか、まあ「下町ロケット」的な、

というのか、類型化というところは正直ありますが、それでも一気に

読んでしまいました。

今作では、創業100年の「足袋屋」さんが、新分野にチャレンジします。

「ランニングシューズ」です。

これに、就活中の社長の息子、特許を持つ倒産した会社のもと社長、

例によって競合大企業や銀行の敵役、が登場します。

ここに、一度は負けたけれど再起を誓うランナーと、

優秀なシューズフィッターが絡み、物語は進んでいきます。

分かってはいるのだけれども、

やはりラストでは感動してしまう。

また、ちゃんと読者に「勧善懲悪」ではありませんが、

「勝つ」ところまで用意していて、満足感を与えてくれます。

新味はあまりありませんが、

充分楽しめた時間になりました。

これがドラマになったら、どんな配役がいいかな、

などと思いましたね。




陸王

陸王

  • 作者: 池井戸 潤
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/07/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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