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玉依姫 [阿部智里]

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「八咫烏」シリーズ5作目。

4作目から5作目発売までが短かったですね。


この「玉依姫」では、「八咫烏」の世界と人間の世界が繋がります。


また、「山神」に仕える存在としての「猿」と「烏」の関係も

描かれています。


このシリーズはたしか6作まで、と以前作者が語っていたと

思いましたので、

次回作がラストになるのでしょうか?


この「玉依姫」を経て、


八咫烏の世界がどうなるのか、


次作が楽しみです。



・・・・・・ただ、自分としては、


八咫烏の世界は完全な「異世界」として、


これ自体で完結して欲しかったと思いました。


「沼」という通路で人間界とつながなくてもよかったのでは?


と思っています。



「山神」がどういう存在かを明らかにすることで、


この「異世界」の成り立ちを語ることになった、という意味では、


当然書かれるべきものだったとは思いますが・・・・。


この物語が、


どんなふうに完結するのか、


とにもかくにも、


次の作品を待ちたいと思います。














玉依姫

玉依姫

  • 作者: 阿部 智里
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/07/21
  • メディア: 単行本





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