夜のピクニック [恩田陸]
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何冊かこの人の作品を読んだのですが、
まずこの「夜のピクニック」の感想を。
同級生で異母兄弟。
お互い話をしたことはない。
「賭け」に勝ったことで、次に進むことにした、
貴子と、事実を知りながら黙ってみていた友人・みわりん。
高校生の青春だなあと思いました。
でも、
登場人物がかなり類型的?
長身、スレンダーな和風お嬢様、とか、
無口な、男らしい融くん、とか。
クラスに居そうなキャラクターたちです。
卒業前の、
夜通し歩く行事で、
普段言えないことが
話せるようになってゆく。
でも、それはたぶん、
作者が頭で考えたストーリーで。
融くんにも貴子さんにも
あんまり気持ちが寄っていかない感じ。
それは、言葉で説明しようとしすぎるからだと
思うのですよ。
彼はこんな子。
彼女はこんな子、というように。
だから、キャラを与えられた紙人形が動いているみたいな、
そんな印象がありますね。
「蜜蜂と遠雷」を読んだあとにこれを読んだので、
なんだか物足りない印象でした。
きっとこの作品が大好きな人がたくさん
いらっしゃるのでしょうが、ごめんなさい。
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何冊かこの人の作品を読んだのですが、
まずこの「夜のピクニック」の感想を。
同級生で異母兄弟。
お互い話をしたことはない。
「賭け」に勝ったことで、次に進むことにした、
貴子と、事実を知りながら黙ってみていた友人・みわりん。
高校生の青春だなあと思いました。
でも、
登場人物がかなり類型的?
長身、スレンダーな和風お嬢様、とか、
無口な、男らしい融くん、とか。
クラスに居そうなキャラクターたちです。
卒業前の、
夜通し歩く行事で、
普段言えないことが
話せるようになってゆく。
でも、それはたぶん、
作者が頭で考えたストーリーで。
融くんにも貴子さんにも
あんまり気持ちが寄っていかない感じ。
それは、言葉で説明しようとしすぎるからだと
思うのですよ。
彼はこんな子。
彼女はこんな子、というように。
だから、キャラを与えられた紙人形が動いているみたいな、
そんな印象がありますね。
「蜜蜂と遠雷」を読んだあとにこれを読んだので、
なんだか物足りない印象でした。
きっとこの作品が大好きな人がたくさん
いらっしゃるのでしょうが、ごめんなさい。
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