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本を守ろうとする猫の話 [夏川草介]

「夏川草介」といえば、

「神様のカルテ」

好きでけっこう何度も読んでいます。

この「本を守ろうとする猫の話」は書店でみつけて、

かなり喜びました。


オット新作ですか?


という感じ。


・・・でしたが、

タイトルもちょっとあんまりだな、と思いつつ

読み進みながらも、


やっぱりちょっとあんまりだな、と思いました。


真面目で性急で、「物語」としては

語られていないように感じられました。


ストレートの直球?


これはあまりに直球勝負すぎるでしょう。


林太郎くんと柚木さんの


互いの発見にしても、「猫」が見える、という

かなり安易な設定。


気持ちが余って言葉足りず、という気がしました。


古典を読破しているとは、

とうてい言えない自分ですから、

大層なことは言えません。


ただ、時間を忘れて夢中になれる本に出会う喜び。

これが読書の喜びだと思っているのです。


「あらすじ」だけしか知らない古典もたくさんあります。


さすがに「メロスは激怒した」はひどいと思いますが。


本が売れない、と言われていますが、

それにしては、たくさんの本が次々に出ています。

数撃ちゃ当る、ということなのでしょうか。

そんな中で、どの本を選ぶかが難しいです。

おそらく、

本の数以上に読み手はいるので。

大丈夫、愛読書はそれぞれ違っていて、

今では電子書籍で古典が読めますし、

保存もできます。

大丈夫ですよ、というのが感想って、

それもどうなんだろう?





本を守ろうとする猫の話

本を守ろうとする猫の話

  • 作者: 夏川 草介
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2017/01/31
  • メディア: 単行本



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