最後の晩ごはん「夜の花火とかき氷」 (第9巻) [椹野道流]
「晩ごはん」シリーズもいつのまにか第9巻!
もう
お馴染みの
海里、夏神、ロイドというキャラクターも定着して、
シリーズの強みがどんどん出てきました。
今回は間違って死んでしまって成仏できない幽霊が登場。
なのですが、ロイドと海里の絆の話でもあります。
芦屋を舞台にしているので、そこも個人的には嬉しい作品です。
9巻中どれを読んでも間違いのないシリーズです。
もう
お馴染みの
海里、夏神、ロイドというキャラクターも定着して、
シリーズの強みがどんどん出てきました。
今回は間違って死んでしまって成仏できない幽霊が登場。
なのですが、ロイドと海里の絆の話でもあります。
芦屋を舞台にしているので、そこも個人的には嬉しい作品です。
9巻中どれを読んでも間違いのないシリーズです。
ローウェル骨董店の事件簿 [椹野道流]
こちらは、
イギリス・ロンドンが舞台。
しかも時代は第一次大戦の直後。
徴兵を拒否して服役した兄と、戦争で負傷して帰ってきて、
検死官をしている弟。
兄は親から引き継いだアンティークショップを経営。
馬車に変わって自動車がようやく警察に配備された、
そんな時代です。
兄は戦死した親友の子どもを預かることにしますが、
その子は父の死のショックから言葉が話せなくなっています。
弟は新米刑事になった幼馴染に頼まれて
警察の捜査の手伝いをするようになり、
その繋がりで、兄も捜査にかかわってゆきます。
お互いに気遣いしあって、
うまくいかない兄弟。
兄と子どもが同居するようになって、
その子のおかげて、やや話をするようになる兄弟。
そんな設定の物語に、
スコットランドヤードの刑事を困らせる事件が絡んで、
「事件簿」が語られていきます。
この時代、
この設定で、書きたかったのだろうなあ、とは思います。
まあ、心地よく読めますし、特に文句はありません。
・・・・しかし、必要ですか?
と正直思いますね。
わたしにとっては、
「最後の晩ご飯」シリーズだけで十分です。
イギリス・ロンドンが舞台。
しかも時代は第一次大戦の直後。
徴兵を拒否して服役した兄と、戦争で負傷して帰ってきて、
検死官をしている弟。
兄は親から引き継いだアンティークショップを経営。
馬車に変わって自動車がようやく警察に配備された、
そんな時代です。
兄は戦死した親友の子どもを預かることにしますが、
その子は父の死のショックから言葉が話せなくなっています。
弟は新米刑事になった幼馴染に頼まれて
警察の捜査の手伝いをするようになり、
その繋がりで、兄も捜査にかかわってゆきます。
お互いに気遣いしあって、
うまくいかない兄弟。
兄と子どもが同居するようになって、
その子のおかげて、やや話をするようになる兄弟。
そんな設定の物語に、
スコットランドヤードの刑事を困らせる事件が絡んで、
「事件簿」が語られていきます。
この時代、
この設定で、書きたかったのだろうなあ、とは思います。
まあ、心地よく読めますし、特に文句はありません。
・・・・しかし、必要ですか?
と正直思いますね。
わたしにとっては、
「最後の晩ご飯」シリーズだけで十分です。
「最後の晩ごはん」~旧友と焼きおにぎり~ [椹野道流]
「最後の晩ごはん」シリーズの最新作にして、6作目の作品。
カイリの後輩が店に訪ねてきます。
舞台をもっとやりたい彼は、芸能プロとの契約を更新せず、
その話を聞いてカイリは心中穏やかではありません。
そこへ刑事の涼彦がやってきて、ある事件’(?)の解明のために、
奥池の家まで一緒に行って欲しいと言います。
出かけていった家に住む女性は、昔のカイリの舞台のファンで・・・・。
この家の不思議の謎の解明と解決、さらにカイリの今後、
また、昔の傷をようやく見つめるようになった店長夏神など、
あらたな進展を次回に予想させる内容です。
この作品の中で、「たこ好」や「カロル」といった芦屋のお店が
出てきます。どちらも好きなお店なのでちょっと嬉しい。
芦有道路(有料の道路です)でしか行けない芦屋奥池。
夏はたしかに冷房がいらないくらいに涼しいのですが、
冬は雪が積もり、そうなると通行止。
いわゆる「下界」とはかなりの温度差があります。
夏の別荘が多いのですが、普通に住んでいる住民もいる
高級住宅地が奥池です。
芦屋独特の環境がちょっとわかりますね。
カイリの後輩が店に訪ねてきます。
舞台をもっとやりたい彼は、芸能プロとの契約を更新せず、
その話を聞いてカイリは心中穏やかではありません。
そこへ刑事の涼彦がやってきて、ある事件’(?)の解明のために、
奥池の家まで一緒に行って欲しいと言います。
出かけていった家に住む女性は、昔のカイリの舞台のファンで・・・・。
この家の不思議の謎の解明と解決、さらにカイリの今後、
また、昔の傷をようやく見つめるようになった店長夏神など、
あらたな進展を次回に予想させる内容です。
この作品の中で、「たこ好」や「カロル」といった芦屋のお店が
出てきます。どちらも好きなお店なのでちょっと嬉しい。
芦有道路(有料の道路です)でしか行けない芦屋奥池。
夏はたしかに冷房がいらないくらいに涼しいのですが、
冬は雪が積もり、そうなると通行止。
いわゆる「下界」とはかなりの温度差があります。
夏の別荘が多いのですが、普通に住んでいる住民もいる
高級住宅地が奥池です。
芦屋独特の環境がちょっとわかりますね。
「最後の晩ごはん」ふるさととだし巻きたまご [椹野道流]
「最後の晩ごはん」シリーズがおもしろい。
こういった「お腹が空く」ものは困るんですけど。
夜中に何か食べたくなってしまう。
しまうのだが、そこまで美味しいものはすくには作れない
ので・・・・。なんとなく諦めて本に戻る。
芸能界から「干された」五十嵐カイリが、芦屋の定食屋さんで
働きはじめるのですが、絶妙の料理をつくるマスターの夏神さんと、
「メガネ」のロイドさん、というちょっと変わった人たちと一緒に、
やってくるお客さんのために「晩ごはん」を作ります。
こう言ってしまえば、まあ、そのまんまなんですが。
「ふるさと~」の次は
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
と続いて、一気読みできてしまう、お手頃な楽しさ。
「お手頃」というのは、褒め言葉ですから、念のため。
この間に、お兄さんとの仲直りというか「相互理解」あり、
刑事さんの悲しい思いがあり、
果ては幽霊も饗すという、ちょっと珍しい定食屋さんのお話しです。
やはりKindle版がお得ですね。
特に「本」として保存しなくていいなら、どこでもすぐに読める
Kindle版がいいと思います。
本も溜まると本当に困りますから。(これシャレじゃないですから)
こういった「お腹が空く」ものは困るんですけど。
夜中に何か食べたくなってしまう。
しまうのだが、そこまで美味しいものはすくには作れない
ので・・・・。なんとなく諦めて本に戻る。
芸能界から「干された」五十嵐カイリが、芦屋の定食屋さんで
働きはじめるのですが、絶妙の料理をつくるマスターの夏神さんと、
「メガネ」のロイドさん、というちょっと変わった人たちと一緒に、
やってくるお客さんのために「晩ごはん」を作ります。
こう言ってしまえば、まあ、そのまんまなんですが。
「ふるさと~」の次は
「小説家と冷やし中華」
「お兄さんとホットケーキ」
「刑事さんとハンバーグ」
と続いて、一気読みできてしまう、お手頃な楽しさ。
「お手頃」というのは、褒め言葉ですから、念のため。
この間に、お兄さんとの仲直りというか「相互理解」あり、
刑事さんの悲しい思いがあり、
果ては幽霊も饗すという、ちょっと珍しい定食屋さんのお話しです。
やはりKindle版がお得ですね。
特に「本」として保存しなくていいなら、どこでもすぐに読める
Kindle版がいいと思います。
本も溜まると本当に困りますから。(これシャレじゃないですから)
最後の晩ごはん ふるさととだし巻き卵<最後の晩ごはん> (角川文庫)
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2014/10/25
- メディア: Kindle版
タグ:最後の晩ごはん