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代償・・・・もはや「ヒーロー」はいないらしい [伊岡瞬]

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本年度最高のミステリーと評判の作品。

両親と3人で幸せに暮らしていた少年圭輔。

そこに「親戚」の達也が遊びにくるようになり、

圭輔と家族の運命が変わっていきます。


火事で両親を亡くし、達也の家に引き取られることに

なった圭輔は、土地も財産も達也とその母親の

思うままにされて文句もいえません。


火事とその前後の、達也のなんともいえない

いやらしさと怖さ。

逆らえない圭輔。

思わぬところから救いの手がのびて、

圭輔は達也の家から逃げ出すことができるのでした。



それから時が過ぎて、

圭輔は弁護士になります。

その圭輔のもとに達也からの手紙が届きます。

強盗罪の被告人となっているので助けて欲しい、というのです。


大人になった圭輔ですが、

やはり達也には逆らえず、

達也の悪魔的な罠に嵌ってしまいます。


この「圭輔」がなんとも毅然とせず、

頼りなくて、少年の頃にそうであったように、

大人になってもまだ達也にやられてしまうのか、

と、途中で腹がたってきたりもしたのですが・・・・。


圭輔は逆に達也を追い詰めて・・・・・。


というストーリーです。


ようやく、過去の罪の代償を払わされる達也。


圭輔が、なんというか、少しもかっこよくないところが、


逆に新鮮な感じで、



達也への恐怖感が迫ってきます。











代償 (角川文庫)

代償 (角川文庫)

  • 作者: 伊岡 瞬
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
  • 発売日: 2016/05/25
  • メディア: 文庫





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