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ブルーマーダー [誉田哲也]

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かなり以前に読んだ作品ですが再読したくなりました。

姫川玲子シリーズとしては「ストロベリーナイト」の次に

くる作品になります。


「姫川」班がバラバラになり、玲子は所轄勤務。

菊田は別の所轄勤務になって、しかも結婚。

二度と部下を死なせない、と玲子は菊田を救うために

第二の「ブルーマーダー」の前に立つのですが・・・・。


以前にこれを読んだときにも思ったのですが、

この「ブルーマーダー」の圧倒的な暴力シーン。

ここまでの描写は必要なのか。

いつも思います。

思いながら、こういうシーンを読む時の一種の興奮

というのは間違いなくあって、

息を飲みながらも読んでしまうのは何故だろう?

とあとから思うのです。

作品全体のバランスを考えれば、分量としては刑事たち

の登場シーンは多くはありません。

でもそこに姫川玲子がいるから、彼女の近況を知るのが

嬉しくて読む、そこは確かなこと。

心情的には玲子は殺人者に近いように描かれていますが、

また実際、そういうところが、

犯人との同調を呼ぶのでしょうが、

なかなかひとつの作品としては

まるごと受け入れがたい気がするのです。


むしろ「ドルチェ」のほうが、完成度が高いのではないか。



ただどちらも、

それぞれに魅力的なのです。

誉田哲也の凄さは、

そこにあるのでしょうが、

私にとっては「謎」の人です。



ブルーマーダー

ブルーマーダー

  • 作者: 誉田 哲也
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2012/11/17
  • メディア: 単行本





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タグ:姫川玲子
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