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コンビニ人間 [村田沙耶香]

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さて「コンビニ人間」です。

”コンビニ店員”となって初めて「生きている」と思えた、という

マニュアルによって救われた女子の話。


作者自身が、今もコンビニ店員を続けている、とか。


主人公は、

幼い頃から周りとうまくやっていけない。


たとえば、死んだ小鳥をみてみんなは「可哀想」と言うのに、

「焼き鳥にしたら美味しそう」と言って持ち帰ろうとする。


みんなが泣きながら「お墓」を作って埋めようとするのが理解できない。


まあ、多かれ少なかれ、こういった違和感を抱くことはありがちで。


ある種の「偽善者」ぶりが気にくわなかったり、

「泣く」べきシーンに泣けないときもあるわけで。



そういう「付き合い」を学ぶか学ばないかは、

言ってみれば性格による、というのか。


この彼女はドライな性格、と言っていいのかわかりませんが、

あえて学ぼうと思うほどには、周りに溶け込む必要を感じなかったのでしょう。




ここで諦めた主人公は、

理解不能な、家族を含めた「人の世」から疎外され続けて、

ようやく『マニュアル』に出会うのです。



それから18年、コンビニ店員rとして働き続けます。

が、

「婚活」のためにやってきた

新人店員の男。

彼は「ヒモ」になるために相手を探していて、

すぐに店はクビになるのですが、

この男と同居を始めます。



いい年をして、いまだに「バイト」いまだに「独身」

という彼女に対して、一歩引いていた周りの人たちが

急に彼女をいわば「仲間」として扱い始めますが・・・・・。



なんでしょう?

彼女はそういう自分にあまり困っていないのだな。


ただめんどうだから、

一緒に住んでいるという状況を作ってみたにすぎない。


そこには、敢えて言う必要もない言葉ですが「愛」はない。



エンタメ小説というには

楽しくはないし、

読み返したいと思うほどの感激はない。


ただ興味があったから読んでみましたが・・・・・。




「エンタメ」の範疇にはいるのか、

とても疑問。


・・・・て、自分で入れるなよ、という話ですね。













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