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隠蔽捜査6「去就」 [今野敏]

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「隠蔽捜査」シリーズの6巻です。


久しぶりに竜崎署長に会えました。


今野作品では、このシリーズと安積班シリーズが大好きです。


常に合理的に思考し、信頼する部下に任せるところは、任せる。


「合理的」といいつつ、


しっかり部下を見ていて、気遣いもする。


家族にも、言葉はぶっきらぼうですが、

細やかなケアができる。


なかなかいない素敵な人です。



ただ、こうしたシリーズものになると、

大森署のメンバーも大体分かり、

刑事部長も管理官も、すっかり分かっていて、

もちろんこの作品ならではの

人たちが登場するのですが、

かなり類型化してきます。



ノンキャリアの叩き上げの人からは

どうしても理解されにくい竜崎署長。


階級と現在の地位との矛盾が

ストーリーの根幹にあるわけで、

「最後に勝つ」爽快感はあります。



また、現場の責任者からは信頼される上司であり、

上層部からは異端視されやすいキャラクター。



面白いのですが、

毎度よく似た展開になってゆく。


満足感はあるものの、


そろそろ舞台が変わってもいいのでは?と思います。


ラストで、それとなく、


「移動」の話が出ているので、


次作あたりでは

部署が変わるのかな?と期待もしています。









去就: 隠蔽捜査6

去就: 隠蔽捜査6

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2016/07/29
  • メディア: 単行本





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